インフォメーション
感染防止策を徹底しながら事業再開
高島平に在住する皆さん、お元気ですか。
世界的な新型コロナウイルスの感染拡大の中で、不安な毎日をお過ごしのことと思います。
日本でも感染拡大が止まらず、7月12日から4度目の緊急事態宣言が発令されました。また新たな変異種である「オミクロン株」の感染も確認されており、今後も徹底した感染防止対策を行いイベントや企画を実施する必要があります。
当然、、高島平地域でも感染拡大の影響を受けて、NPOや市民団体、自治会などのイベントが中止せざるを得なくなっています。高島平の高齢化率は45%を超えるといわれています。社会的な自粛や生活不安の中で孤立化し、体調を崩す高齢者も増加しています。一日も早く感染が終息し、誰もが日常生活を取り戻せることを願っています。
そんな中で、NPO法人高島平ACTは感染防止を徹底しながら下記の通り事業を再開しています。
今年度は土肥記念高齢者福祉基金の助成を受けて4回にわたる多文化講座、外国籍住民を対象とした初級日本語学習支援(日本語教室)、そして初級スマホ教室の三つの事業を主として実施しています。外国籍住民を対象とした労働、生活、在留などの相談事業もオンラインなどを活用して引き続き実施しています。外国籍住民からはコロナウイルスの感染拡大による生活苦や在留にかかわる不安などの相談が寄せられています。
助成事業である1回目の多文化講座は7月11日に板橋区高島平グランドデザイン担当課の牧修造課長をお招きして好評のうちに終了しています。第2回は大東文化大学の飯塚裕介さん、第3回多文化講座は立教大学の水上徹男社会学部長をお招きして「東京の中の外国人コミュニティ」についてお話をしていただきました。難しいテーマですが、団地にも外国籍住民が増加しています。高齢化、多文化・多国籍化は団地のコミュニティ形成や結束性の強化のためにみんなで話し合い解決する課題です。第4回多文化講座は高島平三丁目自治会の宮坂幸正会長が「地域の高齢化、多文化化」をテーマとしてお話をします。ご期待ください。
初級日本語学習支援(日本語教室)は7月3日から開始され、現在6名の外国籍住民が参加しています。まったく日本語が理解できない生徒もおり、原田先生、見目先生らが苦労をしながら毎週土曜日に日本語学習支援をしています。また学生ボランティアも参加しており、教室はなごやかな雰囲気になっています。
日本語教室の会場はUR団地3-10‐1号棟集会所ですが、緊急事態宣言発令により使用できない場合は高島平三丁目自治会のご厚意により、自治会事務所を会場にして継続しています。
スマホ教室は10月と11月にA、Bグループ各2回開催されました。各回大好評で、生徒募集のポスターを掲示しましたが、その日のうちに定員に達しました。70代から80代後半の高齢者が、ITエンジニアとして日本で働いている李さんが講師となり、丁寧な言葉で操作方法を教えてもらっていました。日本語教室の沙さん、王さんが補助者としてお手伝いをしてくれました。また、いたばし総合ボランティアセンターの飯野さんからもご協力をいただきました。飯野さんから紹介された高校生ボランティアがスマホ教室に参加して、おとしよりと仲良くスマホ操作について話し合っていました。飯野さん、ありがとうございました。
高島平ACTでは外国籍住民とともに地域で多様性と柔軟性を持ったコミュニティを築くことを目的としており、国籍、性別、年齢を問わずボランティア協力員を募集しています。ボランティアの仕事は初級日本語支援、外国籍住民からの相談聴き取り、多文化講座などの企画、実施、さらに高齢者支援もあります。どうぞ、気軽に下記メールアドレスに連絡ください。
Email:in.act.takashima@gmail.com