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多文化支援員育成事業修了式
2022年7月30日のオリエンテーションからスタートした板橋区の補助金を受けた「多文化支援員育成事業」の修了式が2023年3月18日に行われました。この多文化支援員育成事業は全国の団地で大きな問題となっている高齢化と多文化化(外国籍住民の増加)に対処するため、中高齢者を多文化支援員として育成し、地域の外国籍住民との架け橋となり、外国籍住民とともにコミュニティをつくりあげていくことを目的として企画、実施されました。2022年6月に多文化支援員を募集したところ、定員10名のところ18名の方から申し込みがありました。16回の初級中国語講座、3回の多文化イベント、3回の異文化理解研修を経て、修了式では8名の中高齢者に修了証をお渡しすることができました。修了証を手に日本語ボランティアに参加した、外国籍住民の困りごとを解決するために相談員になりたいなど、熱い希望が寄せられました。
異文化理解研修Ⅲを開催しました
2022年7月から板橋区の助成を受けて実施してきた多文化支援員育成事業の一環として異文化理解研修を3回行ってきました。3月11日にはこの事業の最終回となる異文化理解研修Ⅲを開催しました。当日は立教大学の野呂芳明先生をお招きして「外国籍住民と団地のコミュニティ形成」をテーマにお話をしていただきました。高島平団地の外国籍住民数などの統計に基づいて、具体的な提案もありました。とくに二丁目団地では外国籍住民の比率が10%を越えており、住民組織による早急な多文化共生政策が必要であることが力説されました。NPOや自治会が果たす役割が、これまで以上に増しており、行政も含めた連携が必要です。
初級日本語教室
3月11日の土曜日に今年度最後となる初級日本語教室が行われました。毎回、新しい受講者が参加しており、ほぼ10名程度の中国籍の方が熱心に日本語を学んでいます。中高齢ボランティアや学生ボランティアが初級及び中級の日本語会話の支援をしてきました。これまで土肥記念高齢者福祉基金から助成を受けて日本語教室を運営してきましたが、2年連続での助成が受けられないことから、来年度は新たな助成先を探して継続していきます。
2008年4月、非正規滞在外国人が在留を求めて立ち上がった
2008年4月、退去強制令書が発付されていた非正規滞在外国人が法務大臣に在留特別許可を求めて立ち上がりました。法務省に「再審情願」を提出後に記者会見を行いました。これはその時の写真です。10家族を超える非正規滞在外国人を支援していたのが外国人労働者を支援するAPFSです。1999年9月にもAPFSは非正規滞在外国人とともに一斉出頭行動を行いました。それから20数年が経過しているにもかかわらず、収容施設の問題、強制送還など非正規滞在外国人家族をめぐる状況は何も変わっていないようです。そしていま、出入国管理及び難民認定法が改悪されようとしています。
第4回多文化コミュニケーション塾
2月25日(土)の16:00から第4回多文化コミュニケーション塾を開催しました。当日は高島平地域包括支援センターの田畑文子所長をゲストとしてお招きし、高齢者が活躍できる地域づくりについてお話を伺いました。30名を超える参加者からは高齢化が進行する団地の中にあって、高齢者がどのようにコミュニティに参加していけばよいのかなど様々な意見が寄せられました。